SHOUYO DAYS

ミラノサローネ視察2018<前編>

2018.10.26

先日、ミラノサローネ視察2018の社内報告会を行いました。
多くの社員が集まり、大変有意義な時間となりました。

今年はユーロクッチーナなので、アウローラ事業部の報告がメイン。
まずは業界関係者に「ブルモーション」と言えば、ほぼみんなが知っている
オーストリアに本社を構えるブルム社の視察について。


<引用>http://www.eurotec.sa.com

世界約120か国で製品を販売されている家具用金物の企業です。
国際的な流通や品質確保の点で、当社にとっては見習う点が非常に多くありました。
何より素晴らしいと感じたのは、
ブルム社では「製品を作るために、人を育てるところから」はじめている点です。

国と一体となり、教育カリキュラム、製品を作る為の機器、検査の仕組みまで全て。
一社で完結するフローを構築しています。
素晴らしいモノを作るという行為以前に、素晴らしいモノを作れる人を育てる。
そのマインドにとても感銘を受けました。


Martin Maier(C)2015

続いて、各プロダクトのデザイン・ディテールについての報告がありました。
簡単には「異素材の組み合わせ」「R形状」「ラインライト」が多く目につき、
これからのトレンドを予感させましたが、なによりディテール。





美しい納まり、精度の高さを節々で感じました。
また、ガラスの使い方ひとつとっても変化に溢れ、
様々な取り組みを見ることができました。



全体を通し、当社の長く住設業界に携わっているものですら
「感動した」という言葉やため息が漏れていました。

なぜなんだろう。
それは総括の中で「品」という言葉に集約されるといったフレーズが発せられました。
建築、空間、プロダクトといった作品・製品が「気品」「品質」「品格」をまとい、
人の心を動かすまでに至る。

私たち翔洋も、これから「人の心を動かすモノ作り」ができるよう、
日々成長してまいります。
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